突き指
放って置いてはいけない 突き指
スポーツ選手に多いケガの中に、突き指があります。
突き指というと、軽くみられがちなケガですが、なかには後遺症の残る突き指もあります。
ここでは、マレットフィンガーという後遺症の残るタイプの突き指を事例にして、突き指の症例や施術方法についてご説明たします。
マレットフィンガー
強い衝撃を受けて、指先の関節が強制的に曲げられることにより、腱の断裂もしくは骨折のある突き指。
普通の突き指と違う点は、放っておくと指が伸ばせなくなるという後遺症が残る点です。
槌指変形(つちゆびへんけい)という変形が残ります。
早期の治療を行えば変形の後遺症を残すことは少ないですが、数週間~数ヶ月経過してしまうと、治療をしても後遺症は免れません。
当院では、最高半年経過したマレットフィンガーの治療をしたことがあります。
45度程度落ち込んでいた指先を20度程度のところまで回復させることはできましたが、はやり、それが限界でした。
この変形は、日常生活にはそれほど支障は出ないとはいえ、見た目上には、はっきりと変形として確認できます。
後遺症が残らないようにするには、早期の治療が大事なケガなのです。
たかが突き指とあなどることなく、しっかりとした治療・固定を心がけましょう。
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